カルシウムは、体重の1~2%(体重50kgの成人で約1kg)含まれており、生体内に最も多く存在するミネラルです。その99%はリン酸と結合したリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)として骨や歯などの硬組織に存在し、残り1%が血液、筋肉、神経などの軟組織に存在して精神の安定、血管の収縮と拡張、筋肉収縮、内臓機能の維持、体液の浸透圧の維持、血液凝固、インシュリンなどのホルモンの分泌、抗アレルギー作用など多彩な働きをしています。

名  称カルシウム・マグネシウム含有食品
原材料名マルチトール(国内製造)、焼成カルシウム、セルロース、酸化Ma、HPC、
ステアリン酸Ca、CMC、微粒酸化ケイ素、ビタミンD
内容量84g(300mg×280粒)
保存方法直射日光・高温多湿を避けて涼しいところに保管してください。
栄養成分1粒(300mg)当たり
エネルギー:0.582kcal、たんぱく質:0.000g、脂質:0.005g、炭水化物:.134g
食塩相当量:0~0.01g、カルシウム:47.5mg、マグネシウム:16.2mg、ビタミンD:0.5㎍
標準価格6,000円(税込価格6,480円)
お召し上がり方1日8~10粒を目安に水などとともにお召し上がりください。

カルシウムは主に小腸で吸収されますが、吸収率は成人で25~30%とあまり高くありません。また、ビタミンD、副甲状腺ホルモン、カルシトニン(甲状腺ホルモン)などの関与によって、腸管での吸収、血液から骨への沈着、骨から血液への溶出、尿中への排泄などが制御され、細胞や血液中のカルシウム濃度は一定範囲(8.5~10.4mg/dl)に保たれています。 

骨は約3か月のサイクルで、骨形成(骨へのカルシウムなどの沈着)と骨吸収(骨からのカルシウムなどの溶出)を繰り返しています。 

日本人の食事摂取基準(2025年版)では、国民栄養調査の摂取量、腸管からの吸収率、骨代謝(骨吸収と骨形成のバランス)、尿中排泄を考慮し、1日の推奨量を決めています。

日本人のカルシウムの摂取量は男性も女性もすべての年代において推奨量を満たしていません。

カルシウムはどんな食品にもたっぷり含まれているわけではありません。さらに、吸収率の悪い栄養素でもあり、心がけてカルシウムの多い食品を選ばないと知らず知らずに不足してしまいます。日本人にカルシウム不足が多い理由として、日本の水は軟水でカルシウムの含有率が低いため、植物のカルシウム分も硬水のヨーロッパなどに比べて少ないこと、カルシウムを多く含み、さらに吸収を促進させる物質を含む乳製品が伝統的な和食には少ないことなどがあげられます。最近の調査によると、若い人は、学校給食がある間はよいのですが、高校生、大学生となってお弁当や外食になったとたんにカルシウムが不足し始めます。多量のリンを含むインスタント麺、ハム、ソーセージなどの練り物、チョコレートやスナック菓子などを摂りすぎるとカルシウムを尿の中に出してしまいます。また、無理なダイエットも必要な栄養が摂取できずカルシウム不足を招きます。全年代をとおして、20歳前後のカルシウム摂取量が最も少ないため、骨粗鬆症予備軍が大量に発生しています。

カルシウム摂取が不足すると、必要以上にカルシウムが骨から血液に送り出され、脳や血管など本来あってはいけないところにまでカルシウムが蓄積されてしまいます。カルシウム不足が逆に体内のカルシウムを増やしてしまうこの現象を「カルシウム・パラドックス」と呼びます。

 骨粗しょう症を予防するために       公益財団法人 骨粗鬆症財団の資料参照

どのような栄養分でも無限にとってよいものではありません。しかしながら日本人は世界で最もカルシウムのとり方が少なく、カルシウムについては、ほとんど飢餓の状態にあるということです。カルシウムのとり方は世界の他の国々に比べてはるかに少なく、このためにいろいろな生活習慣病が増えているのです。

カルシウムは多くとれば骨に蓄えられて骨を強くするだけです。

カルシウムのとり方が少なくても、血液の中のカルシウムは必ず一定に保たなければなりません。もしも血液中のカルシウムが下がると心臓の動きが悪くなり、脳のはたらきにも支障がでて、生命の危険が起こります。このためにカルシウムのとり方が少なくて血液のカルシウムが少しでも下がりかけると、副甲状腺ホルモンの分泌が増えて骨からカルシウムを取り出し、血液中のカルシウムを元に戻します。このようにして私たちは何とか生きているのですが、骨のカルシウムはだんだん減って骨粗鬆症になります。骨粗鬆症は人間がかかる病気の中で最も多く、日本では1千万人以上がその危険にさらされています。骨粗鬆症を予防し治療するためには、少なくとも1日1,000~1,500mg、つまり成人の栄養所要量の2倍以上が必要であることが、世界の専門家の一致した意見です。

このことを念頭に置いて、厚生労働省は耐容上限量として1日2,500mgを定めました。一口に 2,500mgと言いますが、これは大変な量です。所要量の4倍以上です。牛乳だけでとると2リットル以上、毎日とるのはとても無理な量です。いつも骨からカルシウムを引き出していると、副甲状腺ホルモンの値が年をとるとともに上がってきます。

カルシウムが足りないと骨粗鬆症の他に高血圧・動脈硬化・糖尿病・アルツハイマー病・変形関節症など色々な生活習慣病にもかかりやすくなります。これは副甲状腺ホルモンが骨からカルシウムを引き出して、血管・脳・軟骨や細胞の中など、普通はカルシウムが余りない所に押し込んでしまうためです。カルシウムを充分にとればこれらの病気も防げます。カルシウムのとりすぎをおそれず、1日2,500mgの枠の中で、できるだけ沢山カルシウムをとって健康になり、骨粗鬆症をはじめ色々な生活習慣病を予防しましょう。

なお、サプリメントを摂取するタイミングは空腹時よりも食事時の方が吸収率がよいことから食事の時に補給しましょう。

必須ミネラルの中でも、マグネシウムは多量ミネラルに分類され、歯や骨の形成や体内の酵素を活性化させる働きを持ちます。また体内にあるマグネシウムの50~60%は骨に存在し、その他は脳や神経、筋肉にあり、それぞれの機能調整、血圧や体温の調整といった役割に関わっています。

食品として摂取したマグネシウムの吸収は主に小腸で行われ、腎臓で排泄されます。腸管での吸収はビタミンDによって促進され、過剰のカルシウムやリンによって抑制されます。摂取量が不足すると、腎臓でのマグネシウムの再吸収が促進されたり、骨からマグネシウムが放出されたりすることで、マグネシウムの血中の濃度を一定に保っています。

 マグネシウムは補酵素として、または活性中心として300種類以上の酵素の働きを助けています。エネルギー産生機構に深く関わっており、栄養素の合成・分解過程のほか、遺伝情報の発現や神経伝達、筋収縮を制御したり、血小板の凝集を抑え血栓を作りにくくしたりする作用もあります。

 マグネシウムはカルシウムの作用と拮抗し、血管を拡張することで血圧を下げるカルシウム拮抗作用があるので「天然のカルシウム拮抗薬」と呼ばれます。

日本人の食事摂取基準(2025年版)では、1日のマグネシウムの推奨量を成人男性では340mg~380mg、高齢男性では330mg~350mg。

成人女性では280mg~290mg、高齢女性では270mg~280mgに設定しています。

マグネシウムとカルシウムは関係の深いミネラルで両ミネラルを一定の比率で摂取することが大切です。理想的な比率はカルシウム2に対しマグネシウム1です。

マグネシウムが不足すると骨そしょう症、神経・精神疾患、不整脈、動脈硬化症、筋肉の痙攣 などが起こります。

マグネシウムが不足してしまう原因は、摂取量不足だけではありません。食事からマグネシウムを十分に摂取していても、腸での吸収不良や腎臓から多く排出されてしまっていると不足する可能性があります。例えば、飲酒をすると尿からのマグネシウムの排出が増加してしまいます。そのため飲酒習慣がある人はマグネシウム不足に注意しましょう。

マグネシウムを食事から大量に摂取したとしても、健康な人であれば腎臓から排出されます。しかし、サプリメントなどのように食事以外で過剰摂取した場合では、下痢や軟便のような症状が現れることがあります。また、健康な人であればマグネシウムを腎臓から排出可能ですが、腎臓の機能が低下していると、体外にマグネシウムを排出しづらくなってしまいます。その結果、血中のマグネシウム濃度が高まり、高マグネシウム血症を引き起こしかねません。通常の食事による過剰障害は報告されていないため、一般的な耐容上限量は設定されていません。

ビタミンDは正常な骨の発達と維持に重要です。ビタミンDは腸管からカルシウム吸収を促進し骨へのカルシウム沈着を促進する働きがあります。ビタミンDは日光を浴びることによって皮膚で合成されます。日光に当たることで大部分の人のビタミンD必要量全部がまかなえ、屋外で週に2~3回短時間過ごす子供や若い成人は一般的にビタミンD欠乏症を防ぐのに必要なすべてのビタミンDを合成することになります。

ビタミンD過剰症で日光に当たることで発生したものは観察されていません。ビタミンDサプリメントやビタミンD強化食品などの多量摂取でビタミンD過剰症となり、異常に高い高カルシウム血症になることがあります。この状態が続くと骨量減少、腎臓結石、心臓や腎臓の石灰化に至る可能性があります。米国医学研究所の食品栄養委員会は耐容上限摂取量をすべての成人に対して4,000IU/日(100㎍/日)としています。